英国の大通り(ハイストリート)で見受けられるのは4大銀行と呼ばれる銀行で、正味資産のサイズの大きさで行くと、1) HSBC, 2) Barclays, 3)Lloyds TSB, 4) NatWest(Royal Bank of Scotland)という順番となります。それから、次に大きいサイズの銀行の正味資産のランキングは5)Standard Chartered, 6) Santander, 7) Nationwide Building Society, 8) Virgin Money, 9) Co-operative bankという順番となります。これ以外に開店時間が長いMetro Bankのような小さい銀行、Revolut, Monzo,Smileなどのデジタル銀行があります。4大銀行のサービスはだいたい横並びです。小さい銀行はもっと融通が効いたり、手数料が安かったり、便利なアプリが使えたりしますが、銀行が破綻した際には個人も法人も8万5千ポンドまでのみの補償金が払われる仕組みとなっているので、小さい銀行には大きな残高が残さないようにするのがうまいかもしれません。これは銀行サービス補償金制度(Financial Services Compensation Scheme (FSCS))というものです。
日本の3大銀行(三菱UFJ, SMBC, Mizuho)のロンドン支店も法人口座の開設が可能です。 英国では英国外に送金できる額の上限はありませんが、高額であれば税務当局(HMRC)や金融監督庁(FCA)が稀に質問をすることはあるようです。銀行での送金上限額はだいたい£1 millionであることが多いようですが、個人や中小企業であれば£25,000ぐらいでセキュリティチェックが入る印象があります。