英国の食文化
本当においしいイギリス料理はレストランにではなく、家庭にあるといわれています。オーブンでゆっくり調理した、気取りのないロースト料理は心温まる思いがします。日曜日に教会に行く人は少数派ですが、家族揃ってロースト料理を囲む人達は多いです。
友達を家に招いてディナーパーティーを行ったり、バーベキューを庭でやったりしますので、招かれることもあるのではないかと思います。
料理番組は人気があり、創作料理コンテスト番組「マスターシェフ」やケーキを焼くコンテスト番組「ブリティッシュベークオフ」などは多くの視聴者を集めています。
食材はどこで買う?
日本のように手軽なお総菜屋さんにあたるようなものはあまり無いし、デリカテッセンなどは高く日本人の口には毎日食べるのはきついので、自炊をすることになると思います。
「これはおいしいな」と思えるようなものが売っているのは、ウエイトローズやマークアンドスペンサーズのような値段が高めに設定されているスーパーです。結婚記念日や誕生日など特別な日には、ハロッズ、ハービィニコルズ、セルフリッジズなどのフードコーナーで奮発するのもよいと思います。
大手スーパーのセーンズベリーズやテスコで毎日の買い物を行うほうが節約ができます。モリソンズ、アウディ、リドル、アスダ、アイスランドなどは低所得層をターゲットにしているので、さらに節約がチャンスですが、品質が低い場合があるので「安物買いの金失い」にならないようにする必要があるかもしれません。
週末にはロンドン近郊の農家が新鮮な野菜を販売するファーマーズマーケットと呼ばれるものが、駐車場や公園、教会の敷地などで開催されていることがあるので試してみるのもよいでしょう。
日本食材店もいろいろあるので、日本食をつくる材料の基本的なものは揃えやすいです。
ファーマーズマーケットの例
- チャペルマーケット
- シェファーズブッシュマーケット
- ポートベローロードマーケット
日本食品店の例
- ジャパンセンター
- らいすわいんショップ
- TKトレーディング
- ナチュラル ナチュラル
- あたりやフーズ
英国のレストラン文化
パブ
パブはビールを飲みに行く場所だけではありません。夜にはモダンブリティッシュと呼ばれる他の国の料理のテクニックを英国の伝統的な料理に組み入れたディナーを食べれる場合が多いですし、日曜日にはサンデーローストと呼ばれるローストビーフやチキン、ポテトや野菜、ヨークシャープディングというシュークリームの皮とパンの間のようなものを食べることができます。
外国料理のレストラン
日本ではなじみのないような、エチオピア、アフガニスタン、レバノン、トルコなど世界中からの料理を国際都市ロンドンでは楽しむことができます。しかし、数が多いのは中華料理とインド料理です。
カフェ
英国に来たからにはやはり一度はアフタヌーンティーと呼ばれるセットを頼んでみるのは思い出になるでしょう。スコーンやサンドイッチが盛り上げられた皿と紅茶で優雅な時間を楽しむことができます。
最近の流行りは質の高いコーヒーです。コーヒーの苦手な人も評判の高いコーヒー屋で飲んでみれば、味がまろやかで苦くなく、熱すぎないコーヒーは開眼する思いがあるかもしれません。
テイクアウェイや出前サービス
レストランで人目を気にしながら食べるよりも、テイクアウェイで買って家で食べたほうが落ち着くし、サービスチャージも払わなくて済みます。デリバルーなどの出前サービスは参画しているレストランの数が増えているので、かなり質の高い料理が家で食べれるようになりました。ホームパーディーの際にも、自分で料理せずに出前サービスを使えばストレスが少なくて済みます。